今回取り上げたいのは肩です。

 四十肩・五十肩と言われるのは総称であり、その年代に多い理由でそう言われています。

 肩の疾患の診断名を挙げてみましょう。

 

 肩関節周囲炎

 肩峰下滑液包炎

 石灰沈着性腱板炎

 腱板損傷・断裂

 肩インピンジメント症候群

 上腕二頭筋長頭腱炎

 関節唇損傷 などなど

 

 骨折や脱臼、投球障害などを除いていますが、これもごく一部です。四十肩・五十肩は一般的な総称、肩関節周囲炎については、原因がはっきりしない場合の診断名とも言えるでしょう。肩が痛む原因はたくさんあって、痛み方も人によって様々です。

 一般的に肩の症状は以下の経過をたどります。

 

1 炎症期

 痛みの強い時期です。安静時痛や夜間痛が見られることもあります。痛みが肩よりも下に広がって感じる放散痛が起こる場合もあります。

 基本的には安静にしてください。無理に動かすと症状が増します。この炎症期をいかに早く終えるかが予後に関わってきます。

 

2 拘縮期

 痛みが治まってくると関節が固まってきます。徐々に動きが悪くなり、挙上しづらくなってきます。頭の後ろに手が回りづらくなる結髪制限、腰の後ろが届かなくなる結帯制限が見られてきます。この時期は動かしていくべきですが、炎症が起こっていく原因を把握し、できれば専門家に動かしてもらって方が良いでしょう。

 

3 回復期

 肩の動きは改善していく時期です。積極的に動かしていきましょう。肩だけでなく全身運動によって動かす習慣があると良いでしょう。

 

 炎症期がすぐに終わってしまい、病院にも行かずに治ってしまうケースもあります。

 炎症期が数か月続き、夜も眠れない辛さで仕方なく病院に駆け込む場合もあります。その場合拘縮期も必然的に長くなり、完治に1年以上かかるケースをよく見てきました。

 自分がどのフェイズにいるのか、そもそも痛みの原因が何か。把握していないと対応が遅れていくだけでなく、逆に症状を悪化させることにもなります。

 

 当院は専門的知識でどこが原因でどう対応していくべきかを判断できます。医療機関を受診するべき場合は紹介致します。すぐに治るだろうと過信せず、些細な相談でもお越しください。対応が早いほど治りが早いことを知っていてください。