今回は膝の痛みについてです。

 膝が痛みと言ってもいろいろな診断が思いつきます。

 

 変形性膝関節症

 関節リウマチ

 半月板損傷

 靭帯損傷

 反復性膝蓋骨脱臼

 鵞足炎

 膝蓋靭帯炎

 オスグッド病

 

 などなど、これもごく一部です。

 

 膝を構成している器官にも様々なものがあります。

 骨・軟骨・半月板・靭帯・関節包・滑膜・脂肪体・筋・皮膚などなどなど…

 

 これら全てが痛みを生じ得る器官です。どこに障害があるのか判別しなくてはなりません。

 

 今回は変形性膝関節症を例にとってみましょう。

 

 一般的に年齢の増加、女性、内側の痛み(特に日本人)、O脚変形、可動域制限、荷重時痛などこれらが複合的に変形の原因や症状として挙げられます。

 整形外科でレントゲンなどを撮影すると、膝関節裂隙の狭小化、骨棘、O脚変形が見られる場合が多く、状態によってステージ0(軽い)~4(重い)に分類されます。ステージ3~4は手術適応と言われることが多く、手術方法も様々なものがあります。

 

 ここで申し上げたいのは、レントゲンなどの検査から分類される重症度と痛みの症状は必ずしも一致しないということです。

 

 確かにステージ0~2は筋力強化などの運動療法は効果があり、ステージが重いほど運動療法の効果は望めなくなっていきます。関節裂隙の狭小化や骨棘は運動療法で変えられるものではなく、それが痛みの原因であれば手術を検討する必要があります。

 

 では、今の痛みがどこからきているのか?本当に手術しか手段が残されていないのか?

 

 膝の内側の痛みには変形からくるもの以外にも原因はあるはずです。半月板損傷、滑膜炎、鵞足炎のどが挙げられ、変形性膝関節症と同時に起こっている痛みの場合が多いのが私の見解です。

 今の痛みの中で改善できるものとできないものの区別が必要です。改善できる痛みがあれば、今の痛みを緩和することができるはずです。

 

 当院は徹底的にその原因を探ります。そして、繰り返しになりますが、膝の痛みに大切なのも生活習慣です。体重が一瞬で今より10㎏減ったら膝の痛みから解放されると思いませんか?

 膝の中で起こっていること、膝以外の部位で変えられること、そして生活習慣から問題点を追究する。当院の特徴がそこで生かされます。